Jomonさんがやってきた!~第3章 瀬戸内海一周本州側 往路を終えて~
2025年4月14日山口県佐合島をスタートし山口、広島、岡山、兵庫の海岸線や32の島々を渡りながら、139日間の航海を経て8月30日無事明石海峡大橋にゴールしました。
長さ10メートル重さ1トンの丸木舟「ミンナ」を、3名の常駐クルー(齋藤太雅、馬渕香、雨宮国広)と数十名の日替わりクルーと力を合わせて漕ぎました。その距離はなんと東京〜青森間の距離、580キロに及びました。(クリックでメッセージの続きをお読みいただけます)

4月5月の冷たい風や雨を乗り越え、梅雨にはジメジメした寝袋やカビに悩まされました。
7月8月は、連日35度に達する猛暑の中、サウナと化した砂浜でのテント生活。
この過酷な航海でのクルーの使命は、母なる地球をキラキラ星(この地球上のすべての生き物たちが、楽しく仲良く面白く暮らせる星)にすることです。
その実現に向けて3つのことに取り組みました。①海ゴミ拾い ②海の現状を伝える ③丸木舟「ミンナ」の試乗会&紙芝居「みんなのふね」&映画「みんなふね」上映会です。
具体的な活動として、航海内容、海の様子を3人のクルーが毎日SNSを通して発信。停泊した地域の方々と一緒にゴミを拾ったり、映画や紙芝居を見たり、丸木舟に乗ったりしました。
日々の活動を重ねるごとに、人々との繋がりが増し大きな手応えを感じました。それは大きな成果でとても嬉しいことでした。
しかし、その感情も毎日高濃度で汚染されて行く目の前の海とそこに暮らす生き物たちを見るたび、打ち消されてしまうのでした。停泊した先々で耳にした「昔は、たくさんの生き物がいたけど、今は何もいなくなった」この言葉は、とても重たいものとして受け止めています。なぜなら、我ら人類の命は、自然界の生き物たちの命の上にあるからです。
その言葉を裏付ける瀬戸内海沿岸の状況をお伝えします。
約580キロの海岸線には、ほぼ自然海岸がなくすべてコンクリートに覆われた人造海岸でした。
それらが形造っているものは、防波堤、テトラポット、港、工業地帯、道路、鉄道、巨大な都市、住宅地、橋、排水溝、河口堰などでした。その恩恵を受けながら、現代文明に不可欠なコンクリートとともに150年以上も文明生活を送ってきたのです。今から90年前に、日本で初めて瀬戸内海が国立公園の指定を受けました。しかし、国は本来の自然海岸を残すことよりも、資本主義経済の発展を優先したのです。
この動きは、日本だけで起こったことではなく
250年も前から、イギリスを発祥地とし世界中に広まりました。と言うことは、世界中の海岸が同じ様な状況になっている。そのことを想像して、瀬戸内海を見つめなければいけないのです。なぜなら、海は世界中の水がひとつに繋がって生きているものであり、全人類の暮らしを映し出す鏡だからです。
この航海で、クルーたちが欲したものは何か。
もちろんお金ではありません。
この地球船のすべての生き物たちが大好きなもの。
そう❗️ 清らかな水と空気です。
この1番大切な元気の素を、高速化した日々の文明暮らしが、秒単位で命の源を汚染し破壊しているのです。
すべての命の源てあり、生命誕生の母なる海。
この海を再び、豊穣の海にするには、全人類の協力が必要です。
杉の木との約束(地球上のすべての生き物たちを幸せにする)の元に、全国の皆様が魂を込めて作り上げた丸木舟「ミンナ」。
あと6年掛けて日本一周その後5年掛けて世界一周航海を目指します。
世界の心をひとつにしてミンナを漕げたなら、必ず世界は変わる❗️このプロジェクトに関わった全国のクルーたちは、そう確信しています。
全国の皆様の尊いお力で、ここまで漕いで来れたことに、心より感謝申し上げると共に、これからも楽しく仲良く面白く、ミンナを漕いでいきましょう❗️今後とも応援のほどよろしくお願い申し上げます。
第3章 会計報告 瀬戸内海一周 往路編
①航海準備期間 2025分1月〜2025年4月13日まで
②航海期間 2025年4月14日〜2025年8月31日まで (139日間)
③丸木舟陸上げ、船底掃除作業 9月1日〜7日
以上①〜③までの往路従事期間の会計報告です。(約8ヶ月間)
収入377万円 支出389万円 赤字12万円(雨宮国広さんのポケットマネーで穴埋め)
内訳
①食費 234万円
②舟装備、修繕費 61万円
③通信、交通費 57万円
④舟、クルー宿泊費 15万円
⑤舟、車保険費 11万円
⑥広告費 6万円
⑦身体メンテナンス費 5万円
支出合計金額 389万円
Jomonさんがやってきた!~第1章、第2章を終えて~
Jomonさんがやってきた!47都道府県の子供達と石斧で丸木舟を作るプロジェクトは、全国の皆さんのお力添えのもとに下記の全行程(3年間)を無事に終了することが出来ました。心より感謝申し上げます。(クリックでメッセージの続きをお読みいただけます)
■part 1 杉の木の命をいただく体験教室
■part 2 丸木舟作り全国ツアー
■part 3 丸木舟試乗体験教室
参加人数は、2350名にのぼりました。
クラウドファンディング では、3年間で 1970万円の尊いご寄付をいただき、全工程で1900万円の支出があり、70万円の残金となりました。残金は、第2章の日本一周航海練習のスタート資金として繰越しさせていただきました。
寄付以外でも、人情味いっぱいのお力をお貸しいただきましたこと、重ねて感謝申し上げます。
3年間を振り返りますと、やはり杉の木の命をいただく体験が、その後の活動の原動力になりました。江戸時代に生まれ250年間生き抜いてきた杉の木。それだけでも畏れ多い存在ですが、さらに凄いのは、すべての生き物たちに、毎日美味しい空気と水を生み出し続けて来たことです。まさに聖なる巨樹(杉の木)でした。その命をいただく時に、ぼくたちは杉さんと「この地球上のすべての生き物たちが、楽しく仲良く面白く暮らせる地球船をつくります」と約束しました。
その後の全国ツアーでは、1600名の親子が魂を込めて石斧を作り丸木舟をつくり上げました。そして最終開催地沖縄で、杉さんは「ミンナ」と言う舟に生まれ変わったのです。
全長約10メートル重さ1.6トンの重厚感あるミンナは、沖縄、山口、静岡、山梨での試乗会でその性能を発揮し、500名の体験者に安定感のある乗り心地を体感させてくれました。
このような立派な舟がつくれたのは、ひとえに応援していただきました全国の皆様と参加者が、杉さんとの約束を果たすべく一生懸命になって向き合い、つくり上げたからだと思います。まさに丸木舟「ミンナ」は、皆様の魂の宿った生き物としての舟に、生まれ変わったのです。
Jomonさんがやってきた!第2章では、杉さんとの約束を果たすため、どんな活動をするか考えました。ぼくの中から出てきた答えは「丸木舟ミンナで世界中の海ゴミを拾う」ことでした。なぜこうなったのかは、メニューの中の「プロジェクト全容」欄でご覧いただきたいです。この夢を実現させるためにまず必要なことは、丸木舟の操船技術を身に着けること。そのための練習が第2章の日本一周の航海練習となったのです。
第2章実施期間&会計報告
■2023年11月~2024年5月まで
山梨県西湖ノームキャンプ場にて
作業内容:丸木舟の磨き作業&日本一周航海練習
■2024年6月~10月まで
山口県平生町佐合島にて日本一周航海練習
会計報告
■2023年11月~2024年5月20日まで
寄付金額:64万円
第一章繰越金:70万円
合計収入金額:134万円
■2023年11月~2024年10月まで
支出金額:160万円
赤字分の24万円はぼくの自己マネーで穴埋めしました。
西湖、佐合島での航海練習参加者は約250名。その内、常駐クルーが2名、日替わりクルーが60名誕生しました。4ヶ月におよぶ練習は、瀬戸内海一周への手応えを十分感じられるものとなりました。
いよいよ、杉さんとの約束を果たすための航海が、2025年4月からスタートします。この第3章 瀬戸内海一周航海は、世界中のみんなと手を取り合い、漕いでいきます。なぜなら、地球船は「みんなのふね」だからです。
全国のみんなでつくりあげた魂の舟「ミンナ」には、全生命を繋げる力が宿っています。しかし、「ミンナ」を生かすも死なすも、われわれ人類の、ひとり一人の行動にかかっているのです。
全国の皆さん!キラキラ星に向けてともに楽しく仲良く面白く漕いでいきましょう!!
jomonさんがやってきた!
代表 雨宮国広
丸木舟「ミンナ」で世界を一周して
地球をキラキラ星にするプロジェクト
キラキラ星とは、すべての生き物たちが楽しく・仲良く・面白く
暮らせる地球船のこと
250年先までつづくビーチクリーン・航海が今、始まりました!

Jomonさん(雨宮国広)によるSNSはこちら
常駐クルーによるSNSはこちら

Jomonさんがやってきた!第1章は、47都道府県の子供たちが自分で石斧をを作り、その石斧で巨大な丸木舟づくりに挑戦したプロジェクトでした。杉の木の命をいただくところから始まり、北は北海道から、南は沖縄まで杉の木をトラックで運びながら、3年かけて丸木舟『ミンナ』を見事に完成させました。
Jomonさんがやってきた!第2章は、丸木舟ミンナで日本の沿岸を一周するための航海練習をしました。山梨県西湖(7ヶ月間)と山口県佐合島(4ヶ月間)で、舟の性能アップの磨き作業や、座席、舵、帆の取り付け作業、さらに、舟の推薦力を高める櫂の研究をし、理想の形を作り上げることができました。
佐合島での4ヶ月間は、ほぼ毎日、ミンナを漕ぎ、毎日変化する海への対応策を練り上げることができました。日本一周は常駐クルーだけで漕ぐのは無いので、一般のクルーの参加を可能にするための練習を行いました。お陰様で、常駐クルー2名誕生、一般の日替わりクルーは60名も誕生しました。
航海練習以外の今後の第2章の活動としては、2025年3月まで第3章の航海をスムーズに行うための準備をしていきます。やることはまず、約600kmにおよぶ航海の下見、各市町村のゴミの受け入れ、停泊する港へのお願い。月一度の乗船体験と、ビーチクリーンの場所の確認、航路周辺へのプロジェクト広報、各方面への瀬戸内海一周資金(2年間)のお願いです。
ここを乗り越えなければ、第3章はスタートできません。ぼくだけの力ではどうにもならないことがあります。ぜひとも皆さまの力を、どのような形でも良いのでお貸しください。
Jomonさんがやってきた!第3章は、丸木舟『ミンナ』で沿岸のゴミを拾いながら瀬戸内海一周します。
Jomonさんがやってきた!第3章以降は、日本を7年かけて、瀬戸内・九州・日本海・北海道・太平洋・南西諸島と巡ります。その後、5年かかて世界一周航海に出航予定です。ところが、ここでプロジェクトは終わりません。世界一周航海が無事完了してミンナが日本に帰ってきた後のことがあります。それは、世界中の沿岸の海ゴミ拾い航海に出航すること。まずはアメリカ大陸へ、その後オーストラリア、インド、アフリカ、ヨーロッパなどです。
なぜ世界規模の航海をするのか?
それは母なる地球環境が悪化していて、あと数年で海や川、森や山の生き物たちがいなくなる緊急事態となっているからです。
この状況を作り出している我々人類の暮らしを、このまま続ければ大変なことになります。しかし、ここで大きく舵を切り、世界中のみんなの心をひとつにして、同じ目標に向かって『ミンナ』を漕げたなら「世界が変わる」と信じるからです。
もうひとつは、杉の木さんとの約束を果たすことです。
その約束は「すべての生き物たちが楽しく、仲良く、面白く暮らせる地球船にする」ことです。
神様や仏様の仕事かもしれませんが、地球を汚してしまった我々一人ひとりに、その責任があるのです。
もちろん我々の世代だけでは出来ません。何世代もの協力のもとに、行動を積み重ねることが必要です。今を生きる我々が頑張る背中を見せれば、必ず子供たちも次の世代を担い、未来へとつなげてくれるでしょう。
『ミンナ』は永遠に航海を続ける宇宙船です。
さあ!『ミンナ』とともに壮大な航海を漕いでいきましょう。
世界中のみんなの力で!
このプロジェクトは皆さまの尊いご寄付で成り立ちます。応援よろしくお願い申し上げます。





第3章 瀬戸内海一周航海 復路編寄付のお願い
航海準備・航海費用:目標金額450万円
寄付期間:2026年10月まで
寄付方法 銀行振り込み
山梨中央銀行 塩山支店 普通 885436
ジョウモンサンガヤッテキタ
航海前後の準備内容
航海の片付け・丸木舟船底修理・事務処理・
講演会・映画上映会開催・航海航路の選択・停泊地関係者への挨拶・支援者への手紙発送作業・航海装備品の準備・本番航海前の丸木舟、クルーの調整キャンプなど
航海前後準備期間:2025年10月~2026年10月まで
復路航海中の活動内容
海ゴミ拾い・丸木舟体験試乗会・映画みんなのふね上映会・紙芝居・講演会・地域の方との交流・キラキラ星啓蒙活動・航海と海の状況を毎日発信など
復路航海期間:2026年4月~2026年8月まで
スタートは、姫路市的形町 奥村ボート様のマリーナから・淡路島西岸・四国側(徳島・香川・愛媛)の沿岸・愛媛県佐田岬からゴールの山口県佐合島を目指します。
方式:All-in型
(目標金額に満たない場合も、活動目的遂行のために使われます。)
「Jomonさんがやってきた!」プロジェクトの活動は、皆さまからの支援金により支えられ成り立っています。ご共感いただけましたら、ぜひとも皆さまのお力をお貸しください。